末原拓馬のオンライン上のアトリエMongoatalina


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【舞台裏】おぼんろ第20回本公演

『パダラマ・ジュグラマ』ビジュアル撮影現場レポート



現在、上演中のおぼんろ第20回本公演『パダラマ・ジュグラマ』。
日毎にキャスティングが変わる“ミックスキャスト”も注目の本公演でのビジュアル撮影の様子をお届けする――。

2022年1月某日、都内某所。『パダラマ・ジュグラマ』ビジュアル撮影の現場へ。この日は、語り部全員が集合するのではなく、一人ずつ撮影現場に入り、衣装・メイクを済ませて撮影に臨むスタイルだった。

語り部の撮影すべての工程には末原拓馬が付き添い、メイクや衣装、ポージングなどに対して、ときには鋭い眼差しで、ときには笑顔を爆発させながらきめ細やかに指示(やツッコミ?)を入れていく。撮影中は、「その表情、いいね!もらった!」、「そのポーズ、カッコ良すぎ!」など末原やスタッフの声が飛び交い、とても和やかな雰囲気の中でビジュアル撮影は進められていった。










タック役        末原拓馬

『パダラマ・ジュグラマ』初演時から8年ぶりにタック役のために髪を染めてビジュアル撮影に挑んだ末原。地毛で役に挑むことについて「役に身体を捧げるっていうのかな。そういう感覚が自分の中では大事で、役を演じるときは後戻りできないというか、自分の命に近い場所でお芝居という捧げものをしている感覚が好きなんですよ」という。「袖を通すのは初演以来ですね」と身につけた衣装に感慨深げだった末原が、カメラの前に立つと、嬉しい・楽しい・悲しいをストレートに表現するタックへとみるみる“憑依”。くるくると表情を変化させては、ときおり動きを確かめるようにモニターを覗き込む姿が印象的で、カメラマンのシャッター音が切られるたびにタックのリアリティが増幅していくのが感じられた。




撮影を終えると、今度は脚本・演出家として出演陣の撮影に立ち会う末原。「脚本を書いた僕でさえ持っていない感性を、語り部やスタッフのみんなが持っていて。そんな話をたくさんできるのが面白いんです」と語ってくれたとおり、ビジュアル撮影ではつねに誰かと話しては、試行錯誤を重ね、物語の世界観をより一層ふくらませるヒントやアイデアを探っているようだった。

「箱の中に世界が詰まっていて、その箱の中の世界にみんなで“行こうぜ”って誘って“よーいどん!”で、一斉に宝探しをしている感覚。まだこんな景色があったんだっていう発見がすごく楽しいんです」。そうした新発見から各キャラにはネイルアートが盛り込まれるなど、衣装やメイクの細部にどんどん反映されていく。初演をご覧になったことのある方は、今公演との衣装やメイクの違いを探してみるのも面白いだろう。








トシリモ役        富田翔/八神蓮


自分の都合しか考えないヨコシマな心を持った狐のトシリモを演じるのは、富田翔と八神蓮だ。共演経験のある二人。「同じ役に対するアプローチを知れて話し合えることで、お互いのトシリモ役を高めあえるんじゃないかなって思っています」と語るのは富田。撮影ではクールさをまといながらも、欲望を素直に感情に乗せていく…そんな雰囲気を感じることができた。




一方で「翔さんは引き出しが多いですし、すごくお芝居が好きなんだなって感じる人。隣にいて勉強になりますし、嬉しいです」とは八神。撮影では。長い手足を大胆に繰り出し、ときおり愛嬌のあるポーズを見せる一幕も。妖艶さの中に人間臭さをにじませるトシリモを、富田と八神それぞれがどう演じるのかも大きな見どころだ。










メグメ役    わかばやしめぐみ(おぼんろ)/岩田華怜


素直で愛らしく、おっちょこちょいなところも魅力のメグメは、わかばやしと岩田が演じる。「衣装がめちゃくちゃかわいくないですか!?    動きやすさとか、耳が潰れないようにとか、衣装もメイクもすっごくこだわってくださっているんです」と笑顔をみせてくれたのは岩田。「(わかばやし)めぐみさんが演じたメグメがすっごく可愛くて大好きなんです。だから演じる上で、どうしよう…って。でもお稽古ではめぐみさんが一緒に考えてくださるので楽しいです」という。



わかばやしは「華怜ちゃんが演じるメグメがすごく魅力的で、私自身もメグメを俯瞰で見られるので勉強になっているんですよ」とにっこり。撮影ではそれぞれに持ち味を出し切ったメグメが表現された。二人が見せる繊細な表情の違いは完成したポスターカットをぜひ見てもらいたい。そうそう、髪型の違いも注目ポイントだ。









リンリン役    高橋林平(おぼんろ)/塩崎こうせい


ビジュアル撮影の現場でひときわ異彩を放っていたのがリンリン役を演じる高橋と塩崎だ。先に撮影に入ったのは塩崎。「愛に狂うという、これまでにやったことのない役ですが、頭の中で行けそうなイメージを持っています」と衣装を身に着けた塩崎が撮影に入ると、表情豊かなリンリンがそこに。スタッフからは「かわいい!」「素敵!」と声が飛び交っていた。




女性スタッフから「きれい…」とため息がこぼれたのが、高橋が魅せた物憂げな表情だ。「8年前のリンリンを愛してくださった皆さんに、いろんな経験を積んで新たな心境で臨む今公演のリンリンも愛していただけるように」と、新たな心持ちで役に臨む高橋。「今回残念なのは、塩崎こうせいと共演できないことですね…」と語っていたものの、二人の“美の競演”を楽しめるのはミックスキャストの醍醐味だ。






ジュンバ役    さひがしジュンペイ(おぼんろ)/登坂淳一

カイダムと呼ばれるニワトリ工場の工場長ジュンバは、さひがしと登坂という対象的な二人が演じることとなった。「新たな表現の場として、おぼんろさんの作品で挑戦をしたいと思ったんです」と語るのは今作が舞台初出演となった登坂。「腕組んでみましょうか」、「もう少しえらそうにしてみましょう」というリクエストに応えていくと、柔らかな雰囲気から一変した鋭い眼光の銀髪のジュンバの姿へ。






対して、ワイルドに、そしてジュンバの威圧感を滲ませるように登場したのはさひがしだ。撮影がスタートすると末原が「すごくカッコいいね…」と思わず大絶賛。登坂が「さひがしさんは、ヒントをたくさんくださりますし、兄貴分のような存在です」と語ると、さひがしは「初舞台で、おぼんろの作品を選んで頂き感謝しています。拓馬と登坂さんで作り上げるジュンバが楽しみですよ」とニヤリ。二人がそれぞれに作り上げるジュンバ、その圧倒的な違いと意外な共通点を見つけるのも今公演ならではの楽しみだ。








おぼんろ「パダラマ・ジュグラマ」

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<オンライン生配信について>

◆チケット発売日:2022年2月10日(木)正午

◆チケット料金:

・プレミアムチケット    5000円(税込)
    (特典:日刊パダラマ新聞付き※後日郵送)
    (auスマートパスプレミアム会員価格4,500円(税込))

・一般チケット    3500円(税込)
    (auスマートパスプレミアム会員価格3,000円(税込))

◆生配信日程:2月20日(日)11:30 / 16:00

◆アーカイブ配信期間
・2月20日(日)11:30公演・・・当日17:00~2月28日23:59まで
・2月20日(日)16:00公演・・・当日22:00~2月28日23:59まで

◆配信プラットフォーム・・・KDDIのuP!!!という配信サイトにて配信

チケット購入はこちら▶︎    https://live.au.com/live/138/





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